<ユースフル・ファンクション>
● 視界&操作性
・ 着座位置が高めで見晴らしのよいシート、右折時の死角を少なくする大型の三角窓、下端を極力下げた大きなウインドウガラスなどにより、前方はもとより全方位に渡って優れた運転視界を確保。コンパクトなボディサイズと車体の四隅にタイヤを配置したことと合わせて、狭い曲がり角や縦列駐車の時も容易な取り回しを実現。
・ サイドウォークスルーを可能にしながら操作性も考慮したインパネシフトは、女性でも楽に手が届くセンターパネルにレイアウトし、シフトノブも握りやすい形状を採用した。
● 高剛性ボディ&静粛性
・ 燃料タンクをフロアフレームで囲むセンタータンクレイアウトで高いボディ剛性と居住性を実現した「グローバル・スモールプラットフォーム」をベースに、ホイールベース延長部分のクロスメンバー追加、リアパネルの大断面クロスメンバー化、アウターパネルの額縁構造などを採用して、全長約4mのボディに大きな室内空間と3列シートを実現しながら極めて剛性の高いボディ骨格を実現。
・ フロア剛性の大幅向上で不快なこもり音を抑え、高剛性エンジン骨格や高性能エンジンマウントで動力系の振動と騒音も低減。ルーフやフロア部分に上級車レベルの防音材を使用し内装材にも防音処理を施すなどの軽量&高効率防音施工を実施。ドアからの侵入音や風切り音も抑えるなど、ボディ全体にわたる優れた静粛性を実現している。
● エンジン&トランスミッション
・ 7人乗車時でもスムーズな走りを実現するためにモビリオ専用の1.5L i-DSIエンジンを新開発。狭角バルブ配置などで燃焼室を可能な限りコンパクトにした上で、ツインプラグ(1気筒当たり2つの点火プラグ)による2点位相差点火制御「i-DSIシステム」を採用。点火時期を最適にコントロールすることで発進加速時も瞬発力のある力強さを発揮。しかも低回転域で最大トルクを発生するように設定して、街乗りなどの常用域でキビキビとした走りを可能にしている(131N・m/2,700rpm)。
・ 「i-DSIシステム」による高い燃焼効率と各部のフリクション低減を施すことでエンジン単体の燃費向上を図り、さらに「ホンダマルチマチックS」との組み合せによって7人乗り乗用車トップレベルの低燃費18.2km/L※2を実現した。
※2 Wタイプを除くFF車(10・15モード走行燃料消費率/国土交通省審査値)
・ 変速ショックがなく自然な走行フィールが得られる新世代CVT(無段変速オートマチックトランスミッション)「ホンダマルチマチックS」に、スポーティな走行を可能とするSポジションを追加してモビリオ専用に最適化。常にドライバーのアクセル踏み込み量・時間を検知し、走行モードを自動的に切り替える変速制御を最適化することで、発進時の素早い加速とスムーズな走行、減速時の適度なエンジンブレーキを実現。さらに、走行状況に応じた変速タイミイングの最適制御、フリクション低減による伝達効率の向上などにより、低燃費にも大きく貢献している。
● サスペンション&ブレーキ
・ フロント・ストラット式サスペンション:スペース効率と高い接地応答性を両立。さらにスプリングを斜めにしてダンパーフリクションを大幅に低減することで乗り心地を高めている。
・ リア・H型トーションビーム式サスペンション:ダンパーとスプリングを別体にして床下配置することで低床化とホイールストロークの向上を実現。室内空間の拡大と優れた操縦安定性を両立している。
・ 軽いタッチでグッと効くようにブレーキ特性を設定。さらにEBD(電子制御制動力配分システム)付ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)や、急制動時などにブレーキ踏力を補助するブレーキアシストを全タイプに標準装備。